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初日の出登山を成功させる3つのポイント
2025-12-21

初日の出登山を成功させる3つのポイント

山頂で新年を迎える初日の出登山。暗闇の中での山行、登山者の行列などなど。いつもと違う登山が味わえるのも魅力のひとつです。

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1. 適切な山を選ぶ

どの山でも日の出を見ることができるというわけではありません。

以下の条件から山を選びましょう。

山頂の環境

山頂が木々に囲まれていて、眺望がまったく無い山もあります。初日の出で人気の山はYoutubeやInstagramなど、各SNSで簡単に調べることができるのでおすすめです。

以下は人気だけど山頂で眺望がない山の一例です。

  • 尾鈴山(都農町):滝で人気の山ですが山頂だけでなく基本的に眺望はありません。
  • 双石山(宮崎市);アスレチック感があり、宮崎市からのアクセスが良いという点から人気ですが、山頂は眺望がありません。展望台もありますが、人数が多いと難しいかも。

体力と技術

初日の出登山が登山デビューという方もいるかと思います。平地と山は同じ距離でも体力の消耗が全く違います

あと、ただ山を歩くだけと思うかもしれませんが、滑りやすい箇所の姿勢や呼吸、歩き方などなど、登山には経験で培う技術もあります。

まずは初日の出登山で登る山、もしくは同レベルの山を事前に登ってみた方がいいと思います。後述する「装備」も併せてチェックすることをオススメします。

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2. 当日の情報を仕入れておく

そもそも初日の出が見れるのか?これが最重要だと思います。

以下の情報を事前に仕入れておくのが重要です。

天候と日の出の時間

当然ですが、晴れてないと見れません。絶対に天気は確認しましょう。

おすすめはtenki.jp。2週間先の天気を市町村単位で調べることができます。

また、日の出の時間は平地と山とでは違います。2025年を例にすると、平地はだいたい7時15分なのに対し、山頂では7時9分でした。標高によっても違うと思いますが、山の方が少し早いので、それに合わせて出発することが大切です。

登山口へのアクセス(道順)

Googleマップを使用される方も多いかと思いますが、山の名前ではなく、登山口や登山者用駐車場を目的地にする必要があります。またルート検索でよくあることですが、全然違う道順を指定される可能性があります(ストリートビューができない道は車で入れない扱いという仕様になっているため。山道はこれに該当していることが多い)。目的地に一番近い道から点線でワープするようなルートが紹介されている場合は注意してください。

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このように途中から点線になっている場合は要注意

交通情報

例えば、韓国岳があるえびの高原はガスや路面凍結による交通規制がたびたび入るなど、山へのアクセスを一般道と同じ感覚だと痛い目に遭います。ご注意ください。

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3. 装備

初日の出登山が登山デビューという方もいるかと思いますが、靴はスニーカー、帽子とグローブなし、飲み物なし、防寒対策なし。

大げさに聞こえるかもですが、上記の装備の方は、命を落としかねません。

初日の出登山で人気の高千穂峰でスニーカーの登山者が下山時に転倒し、滑落寸前でロープを掴んで助かったというシーンを著者は目の当たりにしました。

グローブもしてなかったので手から出血も見られました。装備の大切さを再認識しました。本当に装備は重要です。

ぜひ参考にしてください。

ヘッドライト

山は真っ暗です。足元を照らすヘッドライトは必需品です。

スマホのライトや手持ちの懐中電灯では転倒時やロープやハシゴを使うようなシーンで手が使えないので危険です。

登山靴

登山靴はスニーカーと異なる特徴が数多くあり、山岳環境で安全性を高める工夫が凝らされています。

登山靴は硬くグリップ力が高い、防水性・透湿性に優れているという特徴などがあります。

岩場やガレ場やザレ場(小石や砂が敷き詰められ滑りやすい場所)は大変滑りやすく、地面が凍結している可能性もあるので、登山靴は必須ともいえる装備です。

登山用グローブ

著者が初日の出登山で多く目についたのは、素手の登山者。

冬の山、しかもまだ日も出ていない山中は極寒ともいえる環境です。

グローブは防寒対策でも必要だと言えますが、場所によってはロープや梯子を掴むシーンもありますし、転倒時はとっさに手をついたりする可能性もあり、素手では出血する可能性もあります。

自分の身を守るためにもグローブはあった方がいいです。軍手は吸水性が高いのでオススメしません。

防寒対策

登っている時には動いている分、そこまで寒さを感じないかもしれませんが、山頂で日の出を待つ時間はしっかりと防寒対策をしていても寒いです。

先述したグローブに加え、帽子やネックウォーマーなど、防寒対策になる装備は必須です。

著者がオススメしたいのは「加熱(電熱)ベスト」のようなバッテリーに接続して温まるグッズです。

中でもWORKMANのヒーターベストは「着るコタツ」とうたっているだけのことはあり、かなり暖かいです

単体では4,000円程度で安いのですが、専用のバッテリーが高額・・・。

そこで著者は一般的なモバイルバッテリーを変換するアタッチメントを購入し使っています。

WORKMANでは専用のバッテリーのみを推奨しているので、変換アタッチメントを使う時は自己責任になりますが、著者は普通に使えています。

登山中は電源を切るか「弱」程度にしないと汗をかいて、山頂で汗が冷えて凍えるかもなので注意してください。

その他

  • ザック(リュック)、登山ウェアなどの定番アイテム
  • 飲み物(水やお茶よりスポーツドリンクの方が良い)
  • 携行食(登山は消費カロリーが高いので、手軽に食べられる高カロリーなものがオススメ。カロリーメイトやようかんなど)
  • 温かい飲み物(初日の出を待つ間におすすめ)
  • モバイルバッテリー(寒いとスマホのバッテリー消耗が早い)

できれば登山ウェアなども揃えて完全装備でのぞんでもらいたい所ですが、1回のために登山用品を揃えるのは大変です。

「防寒対策」で紹介しましたが、WORKMANは安価で防寒できて動きやすい商品がたくさんあるのでオススメです。

Amazonでよく分からないブランドで安いウェアを買うより、WORKMANに足を運ばれることをオススメします。

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まとめ

登山初心者(登山デビュー)が初日の出登山を情報未収集、軽装でするのは本当に危険です。

是非とも万全の準備を行って、新年のご来光を山でお楽しみください。

最後までご覧いただきありがとうございました!