
登山はダイエットになる?【vol.1】登山ダイエットの効果
ダイエット目的で登山をするのは効果あるのか?いろいろ勉強してみたんで興味ある方はぜひご覧ください!
- ダイエット
まず最初に
いろいろ調べてみた結論から言うと、登山をダイエットとして行うのは微妙なラインだと思いました。
ダイエットのメカニズムや、ほかのサイトを見ていて思ったんですが、結局食事制限に行き着くといった内容が多くみられます。
「登山はダイエットに有効ですが、食事制限と合わせて行うと良いです。」
・・・そりゃそうだろ。登山に限らず何でも食事制限と合わせてすれば痩せるだろっていうのが私の率直な感想です。
ダイエットの基本は「食事制限+α」。この「α」に登山は当然なりえる優秀な運動だと思います。
この記事では、ダイエットとして登山を取り入れるときのメリットや注意点、おすすめアイテムを紹介させていただきます。

メリットとデメリット
冒頭で書きましたが、なぜ登山は微妙なラインなのか。
理由は箇条書きします。
メリット
- 消費エネルギー(カロリー)が高い。
- 自然や絶景が好きな人との相性が良い。
- 食事(行動食)を採りながら行うので、過度な食事制限をしたくない人にとっては嬉しい。
デメリット
- 装備などの初期投資が必要
- 食事制限(糖質制限や炭水化物抜きなど)との相性が悪い
- 1回の登山に費やする時間が長い(2~5時間)
- 気象状況によってはできない。
もっと他にもあるかもしれませんが、思いつくのはこれくらいです。
微妙だと言った理由は登山をやっても痩せないからでは無く、痩せるのだけが目的であれば、他にも運動はあるからわざわざ大変な登山を選ばなくても、という意味で書きました。

登山のダイエット効果
ここからは登山のダイエット効果について書いていきます。
あらかじめ書きますが、著者は医療関係者や研究者ではありません。ほかサイトや書籍などの知識と合わせてご覧いただければと思います。
登山での消費エネルギー
痩せるメカニズムは摂取カロリーより多くのカロリーを消費すればいい。すごくシンプルです。
では登山の消費カロリーについて解説します。
消費エネルギー計算について
細かいことなので読み飛ばしてOKです。
安静時の何倍に相当する運動量かを示す単位を「メッツ」といい、身体活動量を「メッツ×時間」で算出します。
登山におけるメッツはザックの重量によっても変動します。
そのうえで以下の計算式が消費エネルギー量となります。
消費エネルギー(kcal) = 1.05×身体活動量×体重(kg)
ここでは「ダイエット学 -国民的関心の高い「ダイエット」に関する知識・手法を体系化する試み- (著:坂口 憲一、株式会社テクノソリューション)の登山データを引用します。
山行記録など関連データ
目的地 | 蛭ヶ岳 (丹沢・神奈川県) |
---|---|
距離 |
歩行: 25.97km 上り累積標高差: 2.194km 下り累積標高差: 2.189km |
タイム |
往路:4.2時間 復路:3.6時間 合計:7.8時間 |
エネルギー摂取 |
朝食: 461kcal 行動食: 1,498kcal 合計: 1,959kcal |
重量 |
体重: 72.2kg ザック: 約15kg |
結果
行動中の消費エネルギー = 4,120kcal
タニタ調べによると、20代の1日における消費エネルギーの平均は男性1,530kcal、女性1,110kcalとされています。
それを踏まえると、登山での消費エネルギーは驚異的と言えるでしょう。
比べるのは微妙ですが、ちなみに野球(30分)は100~200kcal、サッカー(45分)は300~400kcalらしいです。登山は運動時間的にも消費エネルギー的にもハードで燃費の高い運動であると思います。
1回の登山は、1週間毎日1時間ウォーキングするのと同等の消費エネルギーがあるとされています。忙しくて運動できないという方も、休日を利用して登山を行い、運動不足とストレスを解消のも良いと思います。
次回予告
ここまでは登山がダイエットに効果的であることを書いていきました。
次回は著者の登山データをもとに、宮崎の山でのダイエット効果について書いていこうと思います!よろしければまたご覧ください。
